北海道民には馴染み深い「A字フライ」を製造する、老舗菓子メーカー「坂ビスケット」。コロナ禍でも新たな売上や顧客の獲得ができるようにと、商品開発をスタート。これまであるようでなかった「北海道産小麦100%」の、「チーズをのせて食べるクラッカー」が完成しました。事前の市場調査で感じたのは、長年培われてきたノウハウがあるという強み。北海道産小麦を100%使用することで立ちはだかる、コストや技術の壁を超えられるメーカーは他にない。だからこそ「坂ビスケット」ならではの商品がつくれるという確信につながりました。さらに強みにつながると感じたのは、地元北海道にはたくさんの美味しいチーズやワインがあるということ。同じ北海道産の食品を一緒に楽しむスタイルを提案することで、おいしさの提供はもちろん、地元の食文化にも貢献できると考えました。

まず行ったのは、クラウドファンディングの立ち上げ。商品の開発に欠かせないブランドコンセプトの言語化から完成した商品の撮影まで、全て弊社でお手伝いしました。無事に目標金額を達成したことで、一般販売に向けてプロジェクトが進行。オンラインショップの立ち上げやInstagramの開設なども行い、2022年11月にはBASEで販売をスタート。この先北海道の食文化を語る上で欠かせない、北海道イチの「縁の下の力持ち食品」になっていくことと思います。