Case study
pattern planning
Case.1
ネットショップだけでは伝わりづらい
ストーリーをYouTubeで伝えたい
Natural Island| 美容・化粧品・アパレル
北海道の人と自然と作る
スキンケアの世界観を伝えたい
北海道の素材を使ったスキンケア商品を作る「ナチュラルアイランド」。直営店は札幌と東京にあるものの、メインはオンラインショップ。私は、個人的にスキンケア商品を長年商品を使用しながら、仕事にも関わっていたので、商品に込められた想いは十分わかっていました。しかし、コロナ禍の中で、なかなか人と会えない。接客もできない。そんなときだからこそ、オンラインショップを見た人にも、もっとナチュラルアイランドの視点や価値観を伝えたいという思いが強くなりました。そこで、ナチュラルアイランドというフィルターを通じ、北海道を伝えるYouTubeチャンネルを始めることにしました。
Facebookの取材を通じて考えた「らしさ」
01
ナチュラルアイランドに出会ったのはもう8年ほど前。当時は、SNSも出始めでFacebookの運営をお手伝いさせていただく形で仕事がスタートした。担当である小松正和さん(以下小松さん)は、東京から北海道に移住してきてまもない頃で、北海道で生まれ育っていたわけではなかったが、まるで自分の故郷のように北海道を愛してくれていることがすぐにわかった。Facebookを月5投稿ほど作る中で、「ナチュラルアイランド」というブランドを、どう言葉で表現し、どんな人格として魅せ、ファンの方々とどのような関わり方をしていくのかというところから模索している段階だった。もちろん、商品の紹介はしつつも、北海道の旬を伝え、生産者と関わり、道内を駆け回ってさまざまな景色を見ながら、ナチュラルアイランドとしてどう切り取っていくのかを考えた。いつしか、「ナチュラルアイランドらしいね」という会話も自然とできるようになっていた。
ブランドの世界観をもっと多くの人へ
02
数年が経ち、SNSのあり方やトレンドも変わり、さらに細分化されていった。SNSをフル活用できたらいいけれど、企業活動の中から摘み取って、外へ発信していくということはとても労力と時間がかかるので手が出しづらいと思っている企業も多いと思う。
だからこそ、新規のお客様の獲得だけでなく、ファンの皆さんにももっと知ってもらうためにもナチュラルアイランドというブランドを伝える手段として、「YouTube」はどうだろう?と提案をしてみた。なぜなら、数年間関わってきた中で、現地でしかわからない臨場感や人と人との関わりの中で生まれる温かい会話を見てきたからこそ、なんだか魅力を独り占めしてしまっている気がしてならなかったからだ。新しい取り組みにポジティブに取り組んでくれる小松さんは、「これからの時代に必要だと思うから、前向きに取り組んでみましょう」と受け入れてくれた。
コンパクトなチームで
身軽に制作
03
PATTERN PLANNINGでコンテンツ企画・シナリオ作成・取材交渉・現場ディレクション・編集・投稿作業・広告ディレクションまでを担当し、クリエイティブは、NEW,inc.と一緒に行っている。ナチュラルアイランドのブランドを形づくるものはもちろんのこと、ナチュラルアイランドのファンの方や、ナチュラルアイランドに共感してくれる人に届けたいコンテンツなど、動画でこそ深掘りできる北海道とスキンケアを模索した。
YouTubeチャンネル登録数 1,000人へ
04
約10ヶ月はかかったが、まず第一目標だった1,000人を1年以内に達成。20本ほどの動画を制作した。嬉しいのは、YouTubeチャンネルの動画をファンの皆さんが楽しんでくれているということ。商品を手に取るだけではなかなか伝わりづらい、商品が作られている背景を知ることで、親近感が湧いたり、さらに好きになったりしたという声が届いている。そして、営業の商談時や、催事のときなどにも活用できているとのこと。動画の力はすごいなと思う。
そして、動画を撮影させていただきながら、さまざまな方々と関わることで、ナチュラルアイランドというブランドを伝え、会話し、改めて知っていただける。そんな風に、北海道のみなさんとつながっていくことができるのも制作側としてもとても楽しい。
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